【材料】
●除虫菊パウダー
●たぶ粉
●精製水
【道具】
●ボール
●使い捨てゴム手袋
●秤(できれば1g単位で計れる秤)
●クッキー型
●クッキースタンプ
●竹串…クッキー型から外れにくい時に使います
●紙…テーブルに敷くもの、蚊取り線香を乾燥させるために敷くもの
【分量】
●除虫菊パウダー … 16g
●たぶ粉 … 12g
●精製水 … 43g
※この分量で上の写真ぐらいの蚊取り線香が作れます
※上の写真のものは、基本の材料に色付けするものを加えて黒くしています。
【作り方】
1、除虫菊パウダーとたぶ粉をそれぞれボールに計り入れます。
2、精製水を別の容器でぴったり43g 計り、1のボールにすべて入れます。
3、手袋をして、よく混ぜます。パンを捏ねる要領でぎゅぎゅっと。
始めはボロボロしていますが、しっかり捏ねることでお団子状にまとまります。
4、作業台の上にクッキーの容量で蚊取り線香生地を伸ばします。
この時、手で少しずつ広げます。
水分が多い時には、2~3回、机に張り付いた生地をはがして
反対に裏返し、また広げてを繰り返すとよいでしょう。
5、広がった生地をクッキー型で好きな形に抜きます。
市販のクッキースタンプも使うと、かわいく仕上がります。
6、ひとつずつ外して、用意した別の紙の上の広げ、
しっかりと乾燥させます。直射日光は避け、半日ほどでひっくり返しながら乾かします。
7、出来上がった蚊取り線香がきちんと乾燥できていない場合は
途中で火が消えてしまいます。
3秒ぐらいずつ、電子レンジでチンしてもよいでしょう(目を離さないように注意!)
8、耐熱容器などに灰をセットし、その上にクッキー型の蚊取り線香をのせて
風がない場所でお使いください。
出来上がった蚊取り線香は湿気やすいので、ジップタイプの保存袋に
お菓子などの乾燥材を詰めて保管してくださいね。
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作ってくださったら、ぜひタグ付けして投稿してください。
喜んで拝見させていただきます。
夏の工作や楽しみにこのレシピを活用していただけたらうれしいです。
※まとめサイトの掲載や、他キュレーションサイトなどに掲載される場合は、
必ず事前にご連絡くださいませ。
→ r_handmadesoap@kb3.so-net.ne.jp
※ご紹介いただいたサイト
●GreenSnap 「天然植物で『蚊取り線香』『夏石けん』が手作りできるよ。WSレポ」 ←click!
【レシピ公開にあたって】
蚊取り線香を作る教室は、2019年で6年目を迎えました。
6年前は、まだ教室でお伝えしている方もほとんどいらっしゃらず、
レシピなどもどこを探してもなかったことを思い出します。
教室でお伝えするにあたり、実験を繰り返し、
このレシピになったのは2年目の教室からでした。
虫除けジェルとセットで蚊取り線香をお伝えする教室を毎年開催してきましたが
来てくださった皆さんの個性あふれる作成を目にすることができ、
たくさんのかわいい蚊取り線香と、たくさんのオリジナルの技が生まれました。
クッキー型で作る手法は、私が考えついて教室で取り入れた手法です。
コーン型よりも長く火が灯る形もあり、
何より作っている時間にも楽しさを感じていただける形で、
燃えているときにも、燃え終わったときにも、
渦巻の蚊取り線香とはまた違った風情を感じていただけると思います。
教室では、蚊取り線香を日本で初めて開発された
大日本除虫菊(金鳥)の歴史や除虫菊の殺虫成分、
蚊取り線香にまつわる様々な背景と歴史にも触れてお伝えしています。
蚊取り線香を開発されました時代に思いを馳せ、深い尊敬の念を毎年、感じます。
渦巻型の無駄のなさ、燃焼時間、
形の美しさ、すべてが変えのない完成品だと思うからです。
それでも、年々、クッキー型で抜いて楽しんで使っていただく方が増えており、
うれしく感じます。
渦巻き型、クッキー型、
どちらも生活に取り入れていただけたら…と思います。
ハーブプランナー すずきちえこ