【重要】 11/11『紫根のクリスマス石けん』教室ご参加の皆様へ―石けんの管理につきまして
11/11 原宿Style-Hug Galleryにて開催いたしました
『紫根とクリスマス石けん』教室にご参加くださいました皆様へ。
昨日はたくさんの方のご参加、ありがとうございました。
できあがりの石けんについて問い合わせもいただいております。
(そして講座終わりに補足でお話しようと思っていたことを忘れてしまったので)
緊急としてこちらの記事をUPいたします。
参考にしてしていただければと思います。
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まず、私も24時間過ぎ、約1日半たった教室翌日夜に石けんを開封してみましたが
今回はこんな感じに仕上がっておりました。
模様が全体的にうっすら白くなり、境界線のところが特にはっきり白いラインが出ています。
これは石けん用語で俗に言われる『ソーダ灰』です。
(色がブルーなわけは、この後説明いたします)
この白っぽいソーダ灰は、開封直後なら確実に消すことができます。
●消毒用エタノールをスプレー容器(霧吹きタイプ)に入れ
石けんの表面=模様が見えているところにまんべんなくたっぷり吹きかける
●吹きかけたら、もう一度梱包資材で持ち帰ったときと同じようにくるむ
この作業をしてみてください。
ソーダ灰を消すだけであれば、早ければ即、
十分に反応させることを考えても15分~20分程度経過すればばっちり消えているはずです。
そしてせっかくなので、よりよい石けんにするために、15分とか20分で開封せずに
また丸一日梱包してじっと待ってみてください。
(理由は写真の後で)
さて、こちらが実際に20分梱包して開封したものです。
表面の白っぽさが消え、しっとりしていますね。
このしっとりは、エタノールの残りもありますし、表面に汗も見られます。
この汗がポイントです。
お教室で作っていただく石けんをお持ち帰りいただいているので
真夏以外はどうしても温度を一定に保つことが難しくなり
石けんが冷えてしまいがちになります。ここは今後、私のほうでの課題として対応を検討してきます。
今回も開封した際に、「ジェル化しなかった」独特の…少しやわらかいような様子が見てとれたので
温度がうまくまわらなかったのだろうと推測できます。
開封してすぐ、エタノールをふりかけて密封することによって、止まっていた&冷えていた反応が再びスタートし
うまく石けんになっていくこと=ジェル化に向かっていくことがあります。
ただし、開封して何日も経過したものにエタノールを振りかけてもこのようにはなりません。
経験では、翌日か翌々日ぐらいまでのものならば、再び反応がスタートしている様子が見てとれました。
また、ソーダ灰についても、1度の作業で消えない場合は
続けて同じ作業を繰り返してみてください。
頑固なソーダ灰でも、2サイクルでおそらくほとんどなくなると思います。
そして最後に、このブルーについて。
紫根の反応は3段階です。お教室でも変化を見ていただけましたね~。
このブルー、まだブルーのステップなのですね。
ただ、ちょっと様子を見守りたいと思ったのは…
今回サンプルを作った紫根と教室用に用意した紫根が仕入れ先が違うもので、
しかも初めて取り寄せたSHOPのものだったのです。
教室分で初めて使う紫根だったので…さて、どうなるでしょうか(ちょっとドキドキしています)。
ブルーのステップを経て紫に変化するとは思いますが…理論上はそうなるはずなのですが、
もしかしたら…このままブルーであったり、グレーがかったブルーに仕上がる可能性もなくはありません。
今後の変化を見守っていき、ブルーのままでしたらまたこちらでお知らせさせていただきます。
長くなりましたが、ご参加くださいました皆様にこちらの報告が届いて
より良い石けんになりように。
※この記事は、石けん管理についての参考にもなるので、
一定時間がたちましたら『soap lab』ページに移す予定です。