ソーダ灰をつけないコツ
雨降り続きでちょっと画像が暗いのですが。
『テキスタイル風・ラベンダーのすーすー石けん』教室の
サンプル石けんたちです。
今回、すばらしい出来!と思ったのは、ソーダ灰がほとんどつかなかったこと。
ソーダ灰=石けんの上部につく、白い灰のようなもの、なのですが、
つけないように仕上がるには、ちょっとしたコツがいります。
保温と、保温の温度キープです。
保温箱に入れるとソーダ灰がつかないという意見は良く聞きますが、
実は実は保温箱に入れて(24時間、ベストは丸3日ぐらい)
保温箱の温度が一気に外気に触れて下がってしまうと…ソーダ灰がつきます。
今は初夏ですが、今回は保温箱に丸3日(途中1回蓋を開け、ちょっと灰気味になりかけたので
消毒用エタノールを表面にふりかけて→また完全に蓋をしました)。
3日経つと…もう反応熱が出ていないので、昼間気温が高い時に
保温箱の蓋を少しだけ開け、徐々に外気とならし…
きれいに仕上がっています。
白い石けん、奥のほうも手前も、質感が見えますか?
半分透明がかったような、不思議な透明感があります。
実物をお見せしたい…入れたポピーシードが
何か…寒天のようなものに透けているように見えます。
これがジェル化と言われる反応の後の究極の姿でしょう。
ジェル化の切れ目もなく、石鹸全体がまんべんなくジェル化し、
和菓子のような透明感が出ています。
ジェル化を嫌い、マット?な質感のあがりがお好きな方も多くいらっしゃいますが
私はこの不思議ちゃんも好きなんですよね~。
しかし、保温ひとつでこれだけ変わる。だから石鹸は面白い!